「平成生まれ」には，こんなキャラクターが登場します．

佐藤：おしゃべりな主人公．ふざけたノリでしょーもない話を繰り出し，友人の四村にちょっかいを出す．が，毎度のごとく無視されるか，物理的な反撃をくらう．他人の不幸を喜ぶなど，ひねくれた性格．また，自己肯定感が強い．アホっぽいが，実際はアホを演じているだけかもしれない．

四村：佐藤から友達と思われている．佐藤のことは好きじゃないけどそんなに嫌ってもいない．無表情でクールな性格．佐藤からのちょっかいは華麗にスルーしたいが，あまりにうざいときはグーで殴るぞ．お兄ちゃん大好きなのが佐藤にバレてしまったのは一生の不覚．頭がいいように見えて，実は大してよくない．

中川：ちっちゃくて可愛い，純粋無垢な良い子．クラスのマスコット的存在であり，本作で唯一の癒やしキャラ．友達の原田さんととても仲がいい．原田さんと遊ぶのが大好き．

原田さん：不思議キャラであり，無敵キャラ．身体も頭も人間とは思えない能力を持つ．いつもおっとりしていて，何を考えているのかわからない．中川さんで遊ぶのが大好き．

　この作品を初めて読んだときは衝撃を覚えました．きらら作品でありながら，萌えを完全放棄したギャグ作品．「静かなギャグ」というのでしょうか．なぜだか笑っちゃう不思議な感じ．あっという間に好きになりました．必要最低限のセリフしかなく，とにかくテンポがいいのでサクサク読める作品です．そのせいもあってか，かな～り中毒性が高いです．

　登場人物がみな関西弁を話すのも特徴で，これが個人的に高ポイント．（大阪が作品の舞台のようです）

　おふざけの強い感じの作品ですが，ラストの展開には正直うるっときました．

この作品，2巻で一度最終回を迎えたのですが，その後しばらくしてから，突然続編がスタートしました．一体どういう経緯があったんでしょう？

私が選ぶ

ザ・ベスト

1巻25ページ「スズメ」

佐藤「チュンチュン♪」

四村「やめろ」（やめろ）

佐藤「チュンチュン♪」　

この作品が

好きなら！

けんもほろろ／ハトポポコ

　同じ作者の作品で，テイストもほとんど同じです．

女子高生の無駄づかい／ビーノ

　残念な女子高生が出てくる日常4コマなら，こちらもオススメ．