本日,きららキャラットで連載中のアニマエール!がアニメ化すると発表されました.
これについて思ったことをつらつら書いてみます.
まず最初に...
アニメ化おめでとうございまあぁぁす!!
アニマエール!は個人的に好みだった作品です.ブレンド・Sに続き,気に入っている作品がアニメ化されることになりました.
最近イラストを描いたり,作品紹介記事を書いたりと応援していたんですけど,卯花先生もそのことをご存知だったみたいです.すっごく嬉しい...!!
さて,それでは時系列でこれまでの流れを整理してみましょう.
・昨年秋に放送されたブレンド・SのCMでアニマエール!が紹介されました.
この時点で将来のアニメ化候補であるという感じはありました.
ただしこのCMには他にも未アニメ化作品が紹介されていたので,あくまでアニマエール!は候補のひとつという感覚だったんです.
・先月号のキャラットで,アニマエール!が次号の表紙を飾ることが告知されました.
これでアニメ化はほぼ決まりだと感じました.しかし単行本2巻が同時に発売されるというタイミングだったので,アニメ化は決まっているにしろ発表はまだ先だと思っていたのです.ここ最近では,アニメ化の発表は単行本3巻が発売されるくらいのタイミングであることが多かったですからね.
・今月に入ってから,月末に発売されるKRコミックスのうちアニマエール!だけ書影の帯が公開されていない,書店特典のメッセージペーパーに不自然なモザイクがあるといった情報が出てきました.
これで絶対アニメ化が発表されるという確信が持てました.
さて,すでに書いたとおり単行本2巻の発売と同時にアニメ化が発売されるのは非常に早いことです.
日常系4コマ漫画の場合,アニメ1クールに必要な話数は大体単行本3巻分です.ただし,アニマエール!はチア漫画.作中ではサラッと描かれるチアのシーンをアニメにすると,それなりの尺を使うでしょう.なので,原作のストックが足りないということはないと思います.
チアのシーンがアニメで表現されると,とてもインパクトがありそうです.そういう点ではかなりアニメ向きの作品だと言えるでしょう.
思い出されるのがけいおん!のアニメ化が発表されたときのこと.
けいおん!はまだ2巻すら発売されていない状況でアニメ化が発表されました.
漫画では表現できないバンドシーンでの音楽をアニメで表現し,そこに時間をかけることによって原作ストックが少なくてもアニメ化できましたし,それが爆発的なヒット作となる理由でもありました.
むしろ気になるのが,アニメを1クール放送するとして,結末をどうするんだろう?ということです.
原作では現在,チアの仲間が5人集まり,同好会から部に昇格したという段階で,物語の区切りになるような話が今までにないんですよ.
この先そういう話が原作でも描かれるのかなあと思っています.
ここからは,現在のアニメ化候補と考えられるKR作品について所見を述べます.
<本誌>
こはる日和。 アニメ化の有力候補と考えていましたが,同作者がぱれっとで連載しているすのはら荘の管理人さんのアニメ化が先に決まったことで先行き不透明になりました.同じ作者の作品を続けてアニメ化するというのは多いことではありません.すのはら荘のアニメがヒットすればこはる日和もアニメ化する可能性がありますが,そうでなければ...
甘えたい日はそばにいて。 今編集部が最も売りたがっている作品.まだ1巻が発売されて間もないので,しばらくは様子見.
<MAX>
どうして私が美術科に!? 次にアニメ化されるのはこの作品ではないかと思っています.まだ2巻も発売されていませんが,看板作品と同格の扱いを受けている作品です.
はんどすたんど! 面白い!面白いけどギャグがメインの作品はキルミーベイベーくらいしかアニメ化されていないところを考えると,アニメ向きではないと思います.
<キャラット>
まちカドまぞく 熱狂的なファンが多い作品で,アニメ化を希望する声が大きいです.すでに3巻まで発売されており,アニメ化するならすでに発表されていてもおかしくないはず.4巻発売までに動きはあるのか...?
おちこぼれフルーツタルト アニメ化経験者の作品ということで,こちらもファンは多いようです.ただ,キャラット作品全てに言えることですが,アニマエール!のアニメ化が決まったばかりの今,すぐにキャラットから次のアニメ化の話が出てくるのか?という疑問はあります.
すわっぷ⇔すわっぷ ブレンド・S放送時のきららCMに登場しなかったことで察しました.
最後に...
アニメの話題が好きな人は多いので私はたまにこういうブログを書いていますが,私自身はアニメがそんなに好きではありません.あくまで漫画が好きなのです.
アニメ化にこだわる読者も多いと思いますが,たとえアニメ化しなくとも,読者からの人気があり,単行本がたくさん売れれば作者が望むまで連載を続けられ,作者が望む最終回を描けるようになります.箱入りドロップスはその好例です.
作者にとっても我々読者にとっても,それで十分幸せなことだと思います.