4コマ界に暗雲?最近気になる怪しい動向

久しぶりに雑文でも書こうと思います.

 

さて,またしてもタイムコミックスに怪しい動きが.

まんがタイムスペシャルに連載中の作品が今月号と来月号で完結ラッシュを迎えています.

恋愛ラボを筆頭に,物理女子,渚は太陽をひとりじめなど...

たまたま時期が重なっただけかもしれませんが,タイム系はジャンボとファミリーが休刊した際も似たような完結ラッシュが起こっていたため,嫌な感じがするのです.

また,タイム系は最近ヒット作が出せずに苦しんでいるように見えます.

 

また,今年は4コマ漫画の単行本が少ないのです.

ここ5年は毎年600点ほどの単行本が発売されてきましたが,今年は500点くらいになりそうです.

 

最近良く「重版が決まった」という報告を聞きます.

おめでたいことなんですが,以前はこんなニュースは目にしませんでした.

最初の発行部数を減らしているんだろうなという推測と,「ファンなら重版させるように買い支えろ」というメッセージを感じます.

 

作品の性質にも変化が現れています.

綺麗なイラストの4コマ漫画は増えましたが,ネタで笑いを取りに来る作品はめっきり減りました.

この傾向は10年以上前から続いていることですが,ネタ重視の4コマはそろそろ絶滅危惧種になりつつあります.

これがとっても残念に思うことです.

 

いち4コマファンとして,心配に感じることが多い今日このごろ.

 

ところで,最近またワイド4コマが増えてきています.

ワイド4コマ自体は悪くないのですが,ワイドの使い方がいまいちな作品も多いなという印象です.

例えば,

・隙間の空白が多い(ワイドの意味がない)

・フキダシをコマの両端に置く(離れていて読みにくい)

・セリフばかり多くなる(読みたくない)

ワイド4コマにしか出来ない表現もあるので,ワイドの使い方がこれから洗練されていくことを期待します.

 

書き散らかした雑文ですがこれまで.